SANPAKU/三白

CONCEPT

ー SANPAKU/三白 ー



三河湾に漂着した崑崙人が初めて我が国に綿の種と木綿栽培を伝えて1200年。

「三河木綿」は、戦国期に徳川家康公の母・於大の方が嫁入りの際、岡崎城内に綿種を持ち込んだことから、後に三河の特産品と云われるまでに発展しました。

厚手で丈夫な三河白木綿は、江戸時代には「三白木綿」の名で江戸に送られ、「質の良い綿織物」として広く知られ、今に引き継がれています。

SANPAKU/三白では、この優れた「三白木綿」を素材とした各種製品を、岡崎の老舗繊維卸商大丸株式会社と連携し、提案します。
三河の染師や縫い子など、職人の手によって一枚一枚仕立てられたSANPAKU製品の生地の風合いや表情の変化を是非お楽しみ下さい。

HISTORY

ー 岡崎 ー



神君 徳川家康公生誕の特別な城下町であり、「その賑わい、駿府に次ぐ」と謳われた東海道屈指の宿場町でもあった岡崎。

八丁味噌、石工、三河花火、三河仏壇、和ろうそく、和太鼓、矢、和菓子、三河木綿・・・

岡崎には、この歴史の中から様々な産業が生まれ、その多くが、時と革新の積み重ねの中で地場産業として引き継がれ、それぞれが独自の文化と伝統を育んできました。

家紋

ー 三河木綿 ー



木綿は、平安時代初期の延暦18年(西暦799年)、三河湾(現在の西尾市)に綿種を持って漂着した崑崙人(インド人)から初めて我が国に伝わったといわれます。以来、三河地方で綿の栽培と綿織物が盛んとなり、江戸時代から明治にかけて「三河木綿」のブランド名で岡崎の木綿問屋から江戸はじめ全国各地に出荷されました。

三河木綿には、「白」と「縞」があり、「三河白木綿」は、帆前掛け、半纏、股引、帯芯、足袋底、暖簾などに用いられ、「三河縞」と呼ばれる縞柄は着物や袋物などの三河木綿製品の代表的なデザインとして全国に知れ渡っています。
また布地を補強する為、厚手の三河木綿を使用した「刺し子地」は、柔道、剣道の稽古着などに用いられ、江戸時代から昨今まで消防刺子、火事装束(火消半纏)としても使用されています。
三河木綿は、愛知県の地域産業資源で、耐久性、耐火性、保温性、吸湿性に優れ、肌触りの良い質の高い綿織り物として受け継がれています。



ー 城内木綿 ー



三河木綿のなかで、最上の品と江戸時代の幕府役人の記録「三河みやげ」(嘉永5年 / 1852年・西尾市岩瀬文庫蔵)に記されているのが「城内木綿」。
岡崎城内の藩士の屋敷で織り出された木綿のことで、木綿の生産地であった岡崎藩の中・下級藩士の婦女子が家計を助ける為に上質の生地を丁寧に織り上げ出荷し、他の三河木綿に比べ高額で取引をされていました。

TEXTILE

ー 三白木綿 ー

三白木綿 三白木綿 三白木綿 三白木綿 三白木綿 三白木綿

ー 三河縞 ー

三河縞 三河縞 三河縞 三河縞

ー 刺し子 ー

刺し子 刺し子 刺し子
TECHNIQUES

ー 硫化染め ー



日本が誇る伝統文化の一つである染物。

匠の職人に長く愛用される仕事着に用いられてきた硫化染め。
藍染ほど色落ちがせず、着続けるうちに程よく色が抜けることで独特の風合いが生まれ、経年変化を楽しめるのも大きな魅力です。

硫化染めは、綿素材などセルロース繊維に使用する染色 技法の一つで、硫化ナトリウムを加えた溶液の中で加熱 し還元させ、生地を浸したあと空気酸化によって発色す る性質を持っており、黒・濃紺・茶・緑・鼠などと、色 数は限定されるものの濃色の染めによく向いています。

SANPAKU/ 三白では、伝統的な帆前掛け、半纏などを この硫化染めで染めています。



ー 型抜き ー

型抜き 型抜き 型抜き

ー 染色工程 ー

練地(ねりじ)

糊置(のりおき)

染め

水洗い

乾燥

染色工程 染色工程 染色工程 染色工程 染色工程 染色工程 染色工程 染色工程 染色工程 染色工程 染色工程 染色工程 染色工程 染色工程 染色工程 染色工程 染色工程 染色工程
AURICULER
ORDER

ー 制作の流れ ー

制作の流れ

STEP1


●お問い合わせ

まずはフォームにてお問い合わせください。

内容に応じて、打ち合わせやご提案、お見積もりの作成を進めさせていただきます。

(受付時間11:00~19:00)



STEP2


●お見積り・打ち合わせ

ご依頼内容を伺った上で改めて正式なお見積を提出致します。

見本となる資料があるとお見積やその後の工程に早く進めますので、詳細がわかる資料をご用意いただくか、口頭でイメージをご説明ください。

資料を元に、生地や仕様、デザインなどスケジュールと合わせて確認していきます。



STEP3


●型紙作成・仮縫い

型紙は事前のご依頼内容に合わせ作成しますが、ご希望に沿うよう不明点や疑問点が生じた場合、随時ご相談させていただきます。

その後、型紙を元に仮縫いしたトワル(半身)と生地サンプルを確認していただき、基本的な大枠を作り上げていきます。

出来上がりのイメージに相違がある場合、納品前のチェックでご指定、ご指摘いただければ、無償で修正いたします。

※打ち合わせ時には無かったご希望による大幅な修正・変更は別途料金をいただく場合がございますので予めご了承ください。



STEP4


●制作・染色

染め製品は染色工程後、制作に入らせていただきます。



STEP5


●納品・お支払い

検品後、完成品を納品いたします。

法人様 : 納品確認後、請求書を発行させていただきますので銀行振込にてお支払いをお願い致します。

※個人の方からのご依頼は、入金確認後の納品とさせていただいております。

型紙の納品をご希望の場合は、別途追加料金が発生致します。お気軽にご相談ください。



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